天に恋う  望月桜/梨千子 (著) 感想

LINE漫画で3巻まで無料になっていたので読んだところ、なかなか面白いので既刊の4巻~10巻まで購入してしまいました。

 

簡単なあらすじとしては、主人公の鈴花が何者かに海へ突き落されたのがきっかけで中華風の異世界に飛ばされてしまい、その国の皇位継承問題に巻き込まれつつ、その国の大貴族 高星と恋に落ちるという話です。

 

LINE漫画やアマゾンのレビューではふしぎ遊戯に似てるという声が多いですね。

まあ、中華風異世界=ふしぎ遊戯なところはあるので多少仕方ないと思いつつ、特に1~2巻ごろの高星と永陽は鬼宿と星宿を思い出させます。

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あと、建国神話に出てくる青き龍と朱黒鳥というのも青龍と朱雀を思わせる。

ただ、お話は全然別物なので読んでるうちにあまり気にならなくなりました。

個人的には後半の展開は天は赤い川のほとりを思い出します。

 

私にとってこのお話の魅力はともかく高星のかっこよさ。

ここにもう、一点突破の素晴らしさがある。

主人公に対するありえないぐらい盲目的な愛や情熱的な言葉がいいんですよね。

「誰よりも俺がお前を愛してやる」

「予の心はたった一人の朱黒鳥のものだ」

こういうセリフをバージョンを使い分けながら無理なく言ってくれるとこがいいですね。

じゃんぽ~る西さんが「モンプチ 嫁はフランス人」でフランス人は日常的に情熱的な愛の言葉をささやいたり、相手をほめたたえたりするけど、でもどうも日本人の自分にはなじまないって言ってたことがふと頭をよぎったりしましたが、現実はさておき、少女漫画の世界では主人公がそれを言われて純粋に喜んでるんで読んでる側も無理なく受け入れられるのがいいとこですね。

そして、高星、表情もいいんですよね。

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このお話で私が一番好きなシーンは4巻の、鈴花の選択を聞いた高星が彼女の望みをかなえるシーンなんですけど、その時のセリフと表情はぐっと引き付けられました。

 

あと、男性陣の衣装や街中の風景とかも好きです。

作者が後書きで清朝をモデルにしていると言ってたような。

コミック読んでて昔上海かどこかでみた清朝の町並みを思い出しました。(でも、男性陣の髪型は辮髪じゃないんだな…あたりまえか)

 

一方で主人公はじめ女性陣の魅力が今一つだなと感じます。

「それ足を引っ張ってるだけでは?」みたいなとこあります。

これから後宮の話が続きそうなので、女たちの魅力をもっと存分に描いてほしいなぁ。

 

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「 え、そうくる?」ってことをやるよね。