池田理代子-「ベルばら」とともに-』展とオフィシャルブックの感想

池田理代子-「ベルばら」とともに-』展

池田理代子-「ベルばら」とともに-』展に行ってきました。

結論から言いますと、本当に行ってよかった。

集中して見すぎて疲れ果てるほどよかったです。全部みるのに一時間半くらいかかりました。

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良かったポイント

全編を通じて池田先生の強さや強くありたいという思いを感じた。女に学問は必要ないと言われつつ進学した筑波大、学生運動、自立。誇り高く生きる女性が描きたいと思って描いたベルばらは女子供に歴史物はうけないとの編集部の反対を押し切って描いたと。最近、どう生きるべきかと考えることが多々あるんだけど、展覧会では池田先生の強く生きること、美しいものを愛すること、自立すること、それが重要と示されているようで胸が熱くなった。

パネルにオスカルの命日が1789/7/14と書いてあって泣けた。バスティーユ陥落の日だから当然なんだけど、パネルに書いてあるのを見て初めて気づいた。

・原画を見ながらストーリーを思い返してやっぱり泣きそうになった。

オルフェウスの窓が一番好きなので、大きく特集されてて嬉しかった。でも、音楽中心の編集だったので、ユスーポフ侯にスポットが当たっていなかった。私はあの3兄弟がとても好きなので原画みたかった…。

・カラー原画の展示もあってともかくきれい。物販では複製原画も販売あり。オルフェウスの窓の複製原画ほしいな…。オフィシャルブックは買った。

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オフィシャルブック

 これも読み応えあり。買ってよかったです。連鎖的にベルばら13巻と王妃マルゴ全部買いました。特に面白かったのが、池田作品×音楽の解説とよしながふみ的「ベルばら」論。あと、池田先生のインタビューと対談。

面白かった点

オルフェウスの窓のユリウスの子供のエピソードの構想があるらしい。すごい読みたい。外伝のように作画が別の人でもいいから描いていただきたい…!ヴェーラやリュドミールのその後の話やユーベルの話も構想ありと昔どこかでおっしゃていたような。本当に読みたい。池田作品の女性キャラの中でヴェーラが一番好きな気がする。展覧会でもオフィシャルブックでも一切彼女に触れていないのはなぜだ。

・よしなが先生はアンドレのダメさ加減が好きらしい。宗像コーチも藤堂先輩もしくじらない、だけどアンドレはしくじりまくる、と。そういわれてみるとアンドレ、だめだな…!私もアンドレがかわいく思えてきた。今まではアンドレを特に意識したことはなくて完全にアランが好きだった。

池田理代子全作品リストの年表が面白い。池田先生の年表と共に少女漫画史の年表が載ってる。萩尾先生と吉田秋生先生の息の長さは尋常ではない…。70年代に既に名前が出てきて2017年現在も本屋で平積みされるレベルの連載持っているなんて…。90年代、BASARAとふしぎ遊戯がしっかり入ってて嬉しい。

池田理代子×音楽の解説ではオルフェウスの窓にスポットがあたっている。言われてみれは確かに交響曲みたいな作品。「時よ…この街の上だけはわけてもゆっくりと祝福をこめて通りすぎるがいい」。名作すぎる!と思わず声に出して叫んでいた。

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まとめ

 私が高校の時、すごく行きたいと思ってた海外の場所っ3か所あって、アテネ、ケルン、そしてレーゲンスブルグだったことを思い出しました。アテネとケルンは世界史の資料集で写真がでていてすごくきれいだったからなんだけど、レーゲンスブルグはオルフェウスの窓の影響です。ヨーロッパなんて年に何回も行ってた時期があるのにこの3つの中で行ったのケルンだけである。レーゲンスブルグに行かなくては…と思った。いつかと思ってもう15年たってしまっている!

 小学校の頃、伝記漫画でマリー・アントワネットを読んだことがあるんだけど、マリー・アントワネットが伝記になるほど注目されたのはやはりベルばらありきのことななのかなと頭をかすめました。(その付近の歴史の重要度でいったら夫のルイ16世マリア・テレジアが来るような気がする。※)そこら辺の影響力や少女漫画という文化を作り上げた功労者として池田先生が伝記になっていいんじゃないかって気がします。

 

※今、学習漫画 世界の伝記シリーズをみてきたら世界史的な重要人物というよりは有名な人を紹介してる感じですね。

 

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ベルサイユ宮殿とエカチェリーナ宮殿は行ったのに…!